動物園・水族館ニュース日刊 Zoo Ring: 海遊館で冗談抜きでユウレイイカ他今日押さえておきたい動物園ニュース・水族館ニュースセレクション

セレクション 2014年12月23日号

忙しい人のために今朝のニュースフラッシュから、特に興味深いニュース・記事をピックアップしました。
なお、「※」は当ブログスタッフのコメントです。ネタバレも含まれておりますので、そういうのを気にされる方は、ニュースフラッシュをご参照ください。

海遊館。Wikipediaより。著作権情報。

本日のみどころ

　地球温暖化の影響で、ホッキョクグマの生活圏が南に移動してきて、人間との摩擦が生じてきているとのことです。
　南下するホッキョクグマ急増（Yahoo! ニュース）
　こういう記事タイトルを見ると、ちょっとミスリーディングなのですが、ホッキョクグマの数そのものは減っています。増えたホッキョクグマが南に進出しているのではなくて、あくまで数が減って生き残ったホッキョクグマが仕方なしに南に移動してきているというのが真相です。
　記事本文を読んでいただければわかるのですが、地球温暖化の結果、北極の氷が薄くなり、ホッキョクグマが南に来ざるを得なくなったという話です。動物園ではホッキョクグマが足りなくなる一方で、野生では致し方なしに駆除されるホッキョクグマが何頭もいるという現実があります。
　地球温暖化の原因を作っている人たちにとってはまったく考えの及ばない世界の出来事というのがまた話を難しくしています。
　ガソリンが安くなったといって喜んでいるわけにはいかないのですね。
　
　さて、動物園で最近のホッキョクグマの話題と言えば、何といっても天王寺動物園のバフィンの子育てです。今日も最新の画像がブログで紹介されています。赤ちゃんも随分とクマらしい姿で監視カメラに写っています。スタッフの説明によると、高齢での初産ということもあり、まだまだ安心はできないとのこと。温かい目で見守り、静かに応援しましょう。
　たまたまネタがかぶったということでもないでしょうが、本日はアドベンチャーワールドでもパンダの赤ちゃんの近況が報告されています。生後20日でずいぶんとパンダらしい模様になってきています。こちらはベテランお母さんなので少し安心して見守っていていいのでしょうか。
　
　さらにネタかぶりの話に絡めると、ここのブログのように、動物園関連のニュースを横並びで眺めていると、どうしてもカレンダーの関係で、どこの園館も似たような記事ばかりになる日というのがあります。
　今日の記事は大半が冬至とクリスマスとお正月に関するものでした。
　ついでになぜか、おたる水族館と、登別マリンパークニクスと、沼津港深海水族館でダイオウグソクムシのネタがかぶっています。これも季節と関係があるのでしょうか？水温が下がって深海生物を採取しやすくなるからでしょうか。海遊館でも謎の深海生物、ユウレイイカの展示が始まっています。