動物園・水族館ニュース日刊 Zoo Ring: 太地町立くじらの博物館に2日続けて白いハナゴンドウ搬入他今日押さえておきたい動物園ニュース・水族館ニュースセレクション

2014年11月30日日曜日

太地町立くじらの博物館に2日続けて白いハナゴンドウ搬入他今日押さえておきたい動物園ニュース・水族館ニュースセレクション

セレクション 2014年11月30日号

忙しい人のために今朝のニュースフラッシュから、特に興味深いニュース・記事をピックアップしました。
なお、「※」は当ブログスタッフのコメントです。ネタバレも含まれておりますので、そういうのを気にされる方は、ニュースフラッシュをご参照ください。

太地町立くじらの博物館。Wikipediaより。著作権情報。

本日のみどころ

　頭髪に関する興味深い記事がYahoo! ニュースで見つかりました。是非多くの方に知っていただきたいので紹介させていただきます。
　病児のために広がる髪の寄付（Yahoo! ニュース）
　小児がんの治療などのために頭髪を失った子供たちのために、美容室で切った髪をウィッグ（かつら）にして寄付しようという活動があるのだそうです。
　この活動の中心になっているのはNPO法人ジャーダックです。同法人のWEBサイトに詳しい情報があります。
　髪がないもの個性、と割り切って捉えることの難しさなどについて、事務局の女性のコメントが記事内に掲載されていました。
　
　さて、動物園・水族館に目を転じますと、本日、太地町立くじらの博物館で、真っ白なハナゴンドウが搬入されたという記事が注目です。
　昨日も同館で白いハナゴンドウが搬入されたという話がありましたので2日連続になります。
　しかも昨日は体の大部分が白だったのに対して、本日の記事では全身真っ白の別個体。こちらもアルビノではなく、白変個体だろうとのことです。
　続けての椿事にさすがの水族館の職員さんも驚いている様子です。
　
　このような他の個体と異なる体色というのは、本人にとってはどういうものなのでしょう。
　人間ほど社会的な価値観というものは持ちあわせてはいないでしょうから、他と違っていて恥ずかしいというような感覚まではないと思いますが。
　博物館のブログの記事内にははっきりとは書かれていませんが、状況からしてどうやら今回は、不思議な体色のおかげでこれらの個体は命拾いしたものと推察されます。
　動物園・水族館で生き物の命の大切さを訴えつつも、その一方で生き物の命を頂きながら人間が生きている側面もあるわけで、難しい話ですがそのこと自体から目を逸らすことはできませんね。