動物園・水族館ニュース日刊 Zoo Ring: もぐらんカメ吉もぐらんぴあ帰還日発表他今日押さえておきたい動物園・水族館ニュースセレクション

セレクション 2016年3月5日号

忙しい人のために今朝のニュースフラッシュから、特に興味深いニュース・記事をピックアップしました。
なお、「※」は当ブログスタッフのコメントです。ネタバレも含まれておりますので、そういうのを気にされる方は、ニュースフラッシュをご参照ください。

アオウミガメ。Wikimediaより。ライセンス情報。

本日のみどころ

　大きなお知らせなのですが、背景を知らないと、この感動が伝わらないので少し説明します。
　2011年3月11日の震災で、久慈地下水族科学館もぐらんぴあが全壊。たくさんの生き物が亡くなりました。飼育員さんたちの立ち入りの許可が出たのは震災の1か月後。がれきの撤去の最中に、何と1か月間生き延びていたアオウミガメのカメ吉が発見されました。
　カメ吉は生きてこそいたものの元気がなく、また震災でアオウミガメを飼育できるような施設も市内には無いということで、八戸市にある水産科学館マリエントに疎開することになりました。やがて元気を取り戻したカメ吉は、復興のシンボルとして一躍人気者になり、同館のブログでも時おりその様子が紹介されていました。
　それから5年、もぐらんぴあは再建・再開の目処が立ち、カメ吉ももぐらんぴあへ帰れることになり、見送り実施の案内が本日マリエントのWEBサイトに掲載されています。以上のエピソードを知ったうえで本日の記事、ご覧ください。
　
　マイペースなところでは鳥羽水族館、いつもの「へんないきもの研究所」ではなく、普通の？飼育研究ネタで、取り上げられているのは食材としてもご存知のアオリイカ。そのライフサイクルについて、飼育員さんが新しい発見と新しい謎を本日ブログに掲載してくれています。今後の展開に期待あり。まずは本日の記事をお読みください。
　
　福岡市動物園からはオランウータンのミミとドーネの繁殖のための同居の様子を写真と動画で紹介。スローモーな動きが、何だか縁側のおじいちゃん、おばあちゃんっぽくも見えるほのぼの動画、ご覧ください。繁殖に向けての手応えもあったようです。
　
　それともう一つ、今までもあったのかも知れませんが本日、私が、串本海中公園のWEBサイトに一つのリンクを発見しました。Googleストリートビューで館内に入っていけるようになっています。トンネル水槽をくぐれるようにもなっていますので、ぜひ館内の様子を疑似体験してみてください。

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