動物園・水族館ニュース日刊 Zoo Ring: 海響館で冒険に出た赤ちゃんキングペンギン他今日押さえておきたい動物園・水族館ニュースセレクション

セレクション 2015年12月27日号

忙しい人のために今朝のニュースフラッシュから、特に興味深いニュース・記事をピックアップしました。
なお、「※」は当ブログスタッフのコメントです。ネタバレも含まれておりますので、そういうのを気にされる方は、ニュースフラッシュをご参照ください。

キングペンギンのヒナ。Wikimediaより。ライセンス情報。

本日のみどころ

　好奇心旺盛な動物がいる一方で、環境の変化になかなか対応できない動物もいます。本日の記事には登場しませんが、京都市動物園の美都や、東山動植物園のワルダーといった体の大きなアジアゾウが新獣舎になじめずに引きこもりがちになってしまっていたりします。
　そういった、環境の変化に関する記事に本日は注目です。
　
　まずは二見シーパラダイスのゴマフアザラシのサン太くん。飼育舎から出てお散歩のようなことをする練習をしているのですが...。外の世界は刺激が強すぎるようで、飼育舎から1m出るのがやっとの様子。飼育員さんも焦らずに訓練を続けています。
　
　逆に自分からずんずん出て行ってしまっているのが海響館のキングペンギンのヒナ。水槽の中の限られたスペースですが、誰かに何かを言われたわけでもなく、行動範囲が広がっていっています。
　
　引きこもるとか、出ていくとかではなく、困惑しているのはズーラシアのアフリカタテガミヤマアラシのクリス。飼育員さんがクリスのために風よけの板を設置したところ、それがいつもの通路をふさぐ形になってしまい...。ほのぼの記事、お読みください。
　
　最後に、ときわ動物園でのジェフロイクモザルとカピバラの同居訓練の様子もご一読ください。カピバラに困惑するクモザルと、逃げるとか困惑するとかいったものをまったく超越して、ひたすらマイペースなカピバラの様子が対照的です。いずれももともとは中南米の動物なので不自然な組み合わせというわけではないのですが。グランドオープン時にどうなっているのか楽しみです。

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