動物園・水族館ニュース日刊 Zoo Ring: 海遊館へ船で泳いでやってきたイトマキエイ他今日押さえておきたい動物園・水族館ニュースセレクション

セレクション 2015年12月10日号

忙しい人のために今朝のニュースフラッシュから、特に興味深いニュース・記事をピックアップしました。
なお、「※」は当ブログスタッフのコメントです。ネタバレも含まれておりますので、そういうのを気にされる方は、ニュースフラッシュをご参照ください。

イトマキエイ。Wikipediaより。ライセンス情報。

本日のみどころ

　面白い記事、興味深い記事が豊作です。
　
　まずは軽く楽しめるところから。沼津港深海水族館のブログに登場したダイオウグソクムシ。ダンゴムシの仲間としては世界最大といわれるその理由がよくわかる写真が公開されています。改めて調べたところ、ダイオウグソクムシとダンゴムシは同じ「等脚目」の仲間。カピバラとモルモットが同じ「げっ歯目」の仲間、という関係に似ているでしょうか。面白い記事、かわいい写真、ぜひご覧ください。
　
　もう一つ軽い記事として、宇都宮動物園のブログに登場したホワイトタイガーのアース。飼育員の明太子さんがアースを溺愛しているのは毎度のことなのですが、ついに会話ができるところにまで至っています。てっきりトラは吠えるか黙るかしかできないものと私は思い込んでいましたので、とても意外な展開。動画をお楽しみください。
　
　まじめなところでは鴨川シーワールドと名古屋港水族館で、シャチの交換が行われています。国内で飼育されているシャチはこの両館で飼育されているあわせて7頭のみ。しかもすべて血縁関係ありということで、繁殖も難しい状況とのこと。記事中の「飼育環境の安定化」「繁殖計画の進展」といった、選びに選ばれた言葉の裏を察してください。
　
　もう一つまじめなところで、海遊館でイトマキエイの展示が始まっています。単に獲れたから展示したというのではなく、壮大な下準備があっての展示。その捕獲から飼育、運搬、展示に至る様子が事細かにレポートされています。ジンベエザメと同じ水槽なので主役の座を勝ち取るのは難しいかもしれませんが、海遊館に出かけることがあったら是非見てきてください。

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